クローバー型ジャンクションを解説

Wikipediaより

クローバー型ジャンクションは4方向からの道路を接続するジャンクションの形状の一つです。上空から見るとジャンクションの形状が四つ葉のクローバーに似ていることから名づけられました。
欧州初のクローバー型ジャンクション(スウェーデン) -Wikipediaより

クローバー型ジャンクションの大きな問題点は3つあります。1つは、ループランプを走行する場合、270°大きく回らなければいけません。方向感覚を失う上、速度が制限されているので渋滞の原因にもなります。2つ目は土地を広く用いることです。クローバー型ジャンクションは構造上多くの土地を必要とするので、日本では鳥栖JCT(後述)以外は存在しません。一方欧米ではクローバー型ジャンクションをよく見かけます。この2つの問題は、用地を狭めようとすればループランプの半径が狭まってしまうのでトレードオフのような関係になっています。3つ目は織込み区間が発生してしまうことです。クローバー型ジャンクションは一般的なジャンクションとは異なり、途中で合流→分岐という流れが生じます。これはいわゆる片側織込み区間というもので、事故の原因や車線変更を原因とする渋滞が発生しやすくなります。

特に3つ目の織込み交通は非常に問題視され、アメリカでは段階的に置き換えが進んでいるようです。

クローバー型ジャンクションは日本では鳥栖JCTで見られる構造です。しかし、鳥栖JCTは2001年に九州道と長崎道をつなぐサガンクロス橋が完成し、今では完全なクローバー型ジャンクションではありません。
Wikipediaより

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