~辛勝~ 川崎F VS FC東京 2022/2/19

川崎F 1-0 FC東京

得点者(川崎F)
81分 レアンドロ ダミアン

得点者(FC東京)
なし

スタメン
Sportsnavi より引用

交代(川崎F)
62分 マルシーニョ→知念 慶
62分 チャナティップ→塚川 孝輝
76分 脇坂 泰斗→遠野 大弥
87分 車屋 紳太郎→山村 和也

交代(FC東京)
56分 渡邊 凌磨→長友 佑都
72分 松木 玖生→三田 啓貴
87分 永井 謙佑→紺野 和也


開始早々、ペースを握ったのは川崎。今日東京のRSBだった渡邊凌磨は本来RSHの選手で恐らく狙っていたと思いますが、マルシーニョが再三裏に抜け出してチャンスを創出しました。19分にはマルシーニョが決定機を迎えますがスウォビィクのビッグセーブ。開始20分くらいまでは縦に速い攻撃で東京ゴールを脅かし続けました。

前半の半分を過ぎたあたりから東京も巻き返します。やはりオリヴェイラ・永井・レアンドロの3トップは非常に強力で、川崎の中盤は重戦車のような彼らに耐えられるような感じではなかったのでかなり苦しかったですね。さらに高卒ルーキーで初先発の松木もミドルを狙ってくるなど川崎は何度もピンチを迎えました。23分にはレアンドロとソンリョンの1対1、28分の松木のミドル、43分のオリヴェイラのミドル・・・この3本をすべて防いだのがチョン ソンリョン。

東京が今日放ったシュートは15本、そして枠内シュートは7本あったのですが、立ちはだかったのは川崎の守護神チョン ソンリョン。今日は神がかったシュートストップを連発し川崎を救いました。今日はソンリョンがいなければ何失点していたことか。

後半も東京ペースの展開でボールを持たれる時間帯が続きます。51分にはレアンドロとソンリョンの1対1はソンリョンがセーブ、60分にはフリーキックから永井が頭で合わせネットを揺らしますがオフサイド。正直チャナティップが残っているようにも見えましたが、川崎としては救われた形に。

56分にFC東京はRSBを長友に交代。それに鬼木監督はすぐに反応しマルシーニョに代えて知念を投入。その後ソンリョンも知念を狙うキックが増えるなど知念は一つ起点になりました。あまりWGのイメージがない知念ですが、去年のマリノス戦でも最後好印象を残していただけに一つ期待できるオプションになるかもしれません。

また、知念と同時に塚川を投入。チャナよりも高さがあり、またガタイの大きいFC東京の3トップにもまだ対応できるだろうという意図だったんだと思います。(69分には危うい場面もありましたが・・・)逆三角形のアンカーは今のところ橘田・シミッチ・塚川・瀬古・松井あたりだと思いますが、塚川も昨年あまり活躍できなかっただけに今季期待したいところ。

76分、川崎は遠野を投入。(追記:あとから見直したのですがここで4-4-2に変更しているんですね。大島と塚川の2ボランチ、知念を左にダミアンと遠野の2トップかな)その直後に遠野が強引に仕掛けてシュートを放ちます。これはスウォビィクに阻まれるものの、その流れで得たコーナーでダミアンが合わせて得点。ようやく先制。

・・・川崎は前半は多くのCKを得ていましたがニアのボールが非常に多かったですね。そしてこのゴールもニアのボールから生まれました。ダミアンについていたのはトレヴィザンなんですがこのゴールはダミアンが凄いニアにきたもんですからさすがについていけず。ダミアンはすらすような形で決めましたがコースが半端なかったですね。東京としてはどうしようもないようなゴール、CKを合わせた地味なゴールですが相当スーパーでした。

気がかりなのは車屋の怪我。どうもレアンドロと肩を接触したようで山村と交代。その後等々力に救急車も来てて、多分車屋をはこんでいったと思うんですが・・・ジェジエウが離脱しているだけにかなり心配です。

ATは車屋の怪我で要した時間なども影響し7分。東京は最後怒涛の攻撃を仕掛けます。紺野のシュートはポスト、レアンドロの高速クロスはトレヴィザンにわずかに合わず、青木のシュートはソンリョンのビッグセーブ、オリヴェイラは枠外、レアンドロも枠外、何とかしのぎ切った川崎が1-0で勝利・・・


正直言って内容は最悪でしたが、勝ち切れたことが非常に大きいと思います。東京の決定機逸、そしてソンリョンに救われた機会が何度もあったとはいえ、総力でウノゼロで勝ち切るというのは鹿島を彷彿とさせるような勝ち方。勝って修正していけるというのはモチベ的にも良かったと思います。これで仮に同点に追いつかれてスタート…なんてのは考えたくありません。

開始早々ハッスルしすぎたなというイメージがありまして、いい時間帯で得点が獲れずに耐える時間が続きましたがダミアンのスーパーは本当に助かりました。フジフイルムに続きいきなり苦しいシーズンを迎えたなという印象ですが、最後にこうした形で勝てたのは胃が痛くなるようなゲーム展開だったとはいえほっとしました。

しかし修正する時間がなかなか取れないのも事実。今年はW杯の影響で中断期間は無し、それに川崎はマリノス、鹿島、浦和と強敵との戦いが続きます。ここの3連戦をどう乗り切るかで今シーズンの結果も左右されそうな気がします。


あ、ちなみに私、コロナ後初の現地観戦に行ってきました。久しぶりに楽しかったです。またチャントが歌える世の中になればいいですね。

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