マッチレビュー 川崎F vs G大阪 2021/11/27

川崎F 4-1 G大阪

得点者(川崎F)
7分 レアンドロ ダミアン
9分 旗手 怜央
85分 レアンドロ ダミアン
90+4分 車屋 紳太郎

得点者(G大阪)
17分 宇佐美貴史

スタメン
Sportsnavi より引用

交代(川崎F)
62分 マルシーニョ→大島 僚太
78分 家長 昭博→小林 悠
78分 旗手 怜央→宮城 天
78分 脇坂 泰斗→遠野 大弥
83分 橘田 健人→山村 和也

交代(G大阪)
66分 福田 湧矢→小野 裕二
79分 柳澤 亘→三浦 弦太
79分 小野瀬 康介→ウェリントン シウバ
89分 奥野 耕平→山本 悠樹
89分 宇佐美 貴史→中村 仁郎


川崎目線として、スコアとは裏腹にゲーム内容としてはかなり難しい試合になりました。特に失点後から後半の半ばまではなかなか攻撃もハマらずカウンターをもろに食らってしまった印象です。それでもさすが王者というか、取るべき時間帯にしっかりと得点を取ったことで結果的には3点差をつける結果となりました。

序盤、ガンバはかなりコンパクトな布陣を敷いていたのですが、それゆえ横の揺さぶりに関しては結構弱かったですね。一点目はマルシーニョ→山根→ダミアンと横に振られてディフェンスがちょっとずつ遅れていました。二点目は山根の走りでフリーになった家長が対角線上のマルシーニョにクロス、折り返したところに旗手という形で得点。ここまでは非常に順調でした。

しかしガンバも川崎のボール回しに慣れてくると宇佐美&パトリックの2トップで徐々に押し戻します。17分の失点シーンなんかはこの2人だけで崩した、というより宇佐美の個人技にやられた感じでした。

その後も前線でボールを掻っ攫われ続け、なかなか攻撃の糸口を見いだせませんでした。44分には井手口がパトリックとのワンツーで抜け出しソンリョンと1対1になる危ないシーンでしたがシュートは枠外に。55分には小野瀬のシュート性のクロスに合わせた宇佐美ですがこれはクロスバー。1点差だっただけにこの辺はひやひやしました。

それでも川崎は勝負強いというか、85分に小林からオーバーラップしてきた山根、そのクロスにダミアンが合わせ試合をほぼ決定づける3点目。これが大きかったですね。

畳みかけるように90+4分にはコーナーキックに車屋が合わせ4点目。ゴール直後に試合終了となりました。


個人的MVPはダミアンと言いたいところですが、山根を推します。コーナーキックの4点目を除き、流れの中で生まれた3得点すべてに絡む活躍。やはりダミアンとのホットラインは破壊力抜群で今日も山根→ダミアンで2得点をもぎ取りました。その他果敢なオーバーラップや家長を生かす動き(2点目など)も多く、さすが日本代表という活躍を見せてくれました。

裏MVPとしてはルーキーながらもここ最近川崎の中で存在感を高めつつある橘田ですね。前節のセレッソ戦では大車輪の活躍でしたが今節もそのポテンシャルを遺憾なく発揮。相手の攻撃の芽を摘んだり時にはミドルを打つなど、どんどん怖いアンカーに成長している気がします。


さて、最終節は敵地でFマリノス戦。ちょっと前までは激しい優勝争いを繰り広げていたこの2チームですから熱い戦いが予想されます。得点王争いに目を向けるとダミアンと前田大然の直接対決という見方もできます。できることならやっぱり単独トップに立ってほしいですね。次節は12月4日14時キックオフです。

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